種を蒔いても
結果がでるのは
自分の意思とは違うタイミングである場合が多い
諦めかけて忘れたころくらいに芽がでる事がある
結果がなかなか出ないと
途中で匙を投げてしまいそうになるが
結果はまさに一朝一夕ではない
こんな事は子供の頃に教えられたが
こんな単純な事を忘れて
イライラしたり
諦めたり
せっかく蓄積してきたものを
無駄にしてしまうことがある
これは自分だけのことならまだしも
対人となると余計にこの気持ちは
波を打ってしまう。
例えば子育ても同じで、
子供によってはすぐに親の言うことを聞いて
すくすく能力を伸ばす子もいれば
何を与えても何を教えても
親の言うことを聞かずに
何も身につかない子もいる
親は頭を抱えてしまう
何でだろうとうちの子供だけ
おかしいのではないかと
病院でも連れて行ったほうが
くらい思ってしまう。
そしてだれかに子育てをあずけて
逃げ出したくなるかもしれない
しかし結果は人によって出かたが違う
ゆっくりゆっくりと根をはりとてつもないような
でかい幹をつくる場合もある
それがいつかはわからないが
もし親の願いが純粋であれば必ず
それはその子の栄養になっている
その子の能力を伸ばす方法はいくつもあるが
一番大切なことは
慈悲の心で
見守り続ける事が
とても大切な事であり
人を育てる大切な土作りになるのだと思う
もちろん子育ても社員教育も
人を育てて行くと言うのは
かなり苦しい事で
いつもこちらの気持ちを踏みにじられるような
断腸の思いを何度も味わうでしょう
しかしそのような経験こそが
自分自身の慈悲の心を深くし
自己の自我をバキバキに砕いてくれる
作用なのだと
いつしか感謝できる日が来るのだと思います。
因があれば必ず果が現れます
慈悲の因を作れば必ず慈悲の果が現れるのです。
諦めず見捨てず
蒔いて行きましょう
合掌
善念