アナボコダラケのこの世界に
利権や保身の絵具がたれる
灰色の過去は振り返ることをゆるされない
ぼくらはただ小さな部屋で
小さなスクリーンをみてるだけ
どれだけ 憤り怒りの声をあげようと
虫けらの ささやきにしか聞こえなくて
大人達はうまい言葉で、騙すだけ
どれだけ 嘆きの悲鳴を聞いても
グンジョウの 寝言にしか聞こえなくて
大人達はもんどくさそうに目をそらすだけ
大人達はいつだって都合の良いように
はこばせる
愛という言葉もまだ知らないころは
愛はいつも側にあったんだ
愛の玉手箱まだ見つめてる
愛という言葉を知ったのに
今は誰もいないこの部屋で
誰に伝えればいいのだろう
生きのびたい人ばかりがよじ登るくものいと
冷酷な大人達はその糸をきる
合掌
善念 – Zennen