才能のない僕は 楽な道を選ぶのです

誰かの作ったものに
のっかって生きようとすると
険しい道がまっている
自分が作った道で生きれば
誰も追いかけてくるものはいない

ただそれだけなんだなあと感じる

あとは 取り込まれるか 
取り込むかによっては
人生は大きく違う 
誰かに取り込まれながら生きるときは
厳しいレベルを要求されてしまう
物まねという技術はとても
難しい道なのだその世界で 
勝ち抜くのは
至難の業である 
一握りの才能持ち主なのだ

僕は 楽な世界に生きたい 
僕は才能がないから
自分の作った世界で 適当に 
嘘をつくのが精いっぱいだ

それが僕の音楽だ

それが僕の死だ

神を君は仰ぐのだろうか
家族を背中に乗せた詩人家の 
嘘はどこで見抜けるのだろうか

呵責に泣いた夕立の悲鳴に 
ぼんやりと慈悲の轍を見たのは
僕の娘 
さあ始まったぞ世の中へ 
つながる 孤独の旅路が

 善念

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