閉ざされた宇宙(2)

この地獄からにげるため
朝の六時から
夜の11時まで
働き詰めた

お金があれば
またにげられるはずだ2
そうかすかな希望が僕を
奮い立たせた

しかし
どこまで働いても
お金は与えられなかった
ここから逃げないために
お金を与えられることもなく
働き詰めに働かされるだけ
逃げる暇も金も与えられなかったんだ

最後の生きるかすかな希望は
真っ暗闇に落とされた
もうここから逃げるお金がない、
私の頭は混乱に陥った
怒りと悲しみ絶望の
感情に任せて飛び出したけど
行き場もなく、彷徨い歩いたけれど
帰るうちがないまま、
いく日かすれば連れ戻された

そこからまた
強制労働がしいられた
逃げれば逃げただけ
もっと頑丈な警戒網のなか
監視されて、もっともっと過酷な労働に
なって行った

住む家がない
お金がない

ここから逃げれば
とにかく僕は
なんとか
なるはずだと信じてた。

神仏の救いは厳しい

もし苦しいものを救うのが菩薩なら
何故にこの誰にも知られない
深い溝に落ちてもがき苦しんでる人に、
救いをくださらないか

その時ゆ
よりすがるものは
うわべつらの救いなんかではないと知った

気が狂わんばかりの
精神の深淵に
最後の綱のように
我が身から発動する
意思力こそが
救いとなる

何もしないで神仏にすがったところで
状況は変わらない
状況が変わることが救いじゃないからだ
状況を変えるのは
極限に追い詰められた人間意思の発露
こそが
変えるのであると
若き頃のわたしは覚悟したと
同時に宗教家や宗教に対して
極端に冷めてみるようになってしまった。

何故ならどんなに素晴らしい言葉や
救いの論理も

突き落とされ 追い詰められた
現前に現れた、事実の前には
明後日の方向をむき逃げていくか、
とぼけた様相をみせるばかりだからだ、

【続く】

 善念

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