ぐらんぐらんの綱渡り

風に吹かれたら
あっという間に落ちてなくなる

この綱渡りの人生
背中にゃわがままな妻と子供を
載せて
綱を静かに渡ろうとすれば
背中で暴れて ぐらんぐらん

誰かが手をひく
綱渡りの日々

偶然と偶然
奇跡と奇跡の重なりあいで

なんとか
落ちずに助かった
まだ半分まだ半分

あと半分
どうやってごまかして
生き延びられるか

背中の
コブを おろしたら
どれほど楽かを考える

あと少しあと少しで
ごまかして
いつか真っ逆さまに落ちるんだろうかて
いつもビクビク
生きているから

酒で
神経麻痺させて
綱の上で酔っ払ってみれば
なんだかここも
案外楽しくて

落ちたら落ちたでまた風がふく

ぐらんぐらんの綱渡り

 善念

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