人は死ぬ

人は死ぬ

必ず死ぬ 

当たり前だが 
いつまでも生きていられると
勘違いしている自分がいる

人の死を悲しむことばかりに
とらわれてはいけない
人が立ち去ることばかり
考えてはならない
いずれ自分が 
立ち去るのだから
いずれ大切な誰かを
置いて旅立つのだから

それが子供でも
連れ合いでも
仲のいい友人でも教え子でも
飼っている犬でも 
自分で建てた家でも 
なれ親しんだ思い出の場所でも

いずれこの世においていくのだから

それが自分が沢山ため込んだ財産でも
一生懸命詰め込んだ知識でも
勝ち取った勲章でも 
鍛え上げた肉体でも 
誰かに褒められた記憶でも
いづれこの世においていくのだから

人は必ず死んでいく 
死んでいかないものはなにも無い 
神々も宇宙も
移り変わらないものは
何も無いのだから
死が迎えにやってくるとき
すべてを置いて旅立たねばならない

それが誰かをだまして盗んだお金でも 
人の心をぎざぎざに刻んでいる日々でも
誰かを恨み仕返しをもくろんでいても 
色におぼれて本来の役目を忘れていても
親のすねをかじって誰かを見下していても 
弱いものをいじめて 
それでも権力を振りかざして 
何もなかったような顔で生きていても
いずれ すべて自分で積んだ罪と業を背負い 

旅立つのだ

愛する者も 愛さないものも
すべて置いていく
その時に背中の荷物がなるべく軽いほうがいい
愛は自分をより素晴らしいとこへ運んでくれる
罪は自分を深い深い海の底へ沈めてしまう
生きているうちが花だ
生きているうちに
多くの人に愛を注ぎ
生きているうちに
少しでも誰かのために働き
完ぺきではない人間だから 
完全なるものを敬うのだ

 善念

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