何一つ残らないんだ

何一つ残らないんだ
悲しくなるほど
何もない

いままで何をやってきたんだろうて
自分にサジを投げたくなるんだ
でも生きるためには
このバカを
何度も何度も
同じ過程を繰り返して
少しずつでも
前に向かおうとするんだ。

それでも
気づけば
裸で1人つったている自分と
幼児でも話せる
言葉と子供でも簡単にできる
生きるためのこと
それしか自分にはないんだ

だからまた、僕はこの僅かに
残った、子供でもできることを
握りしめて
精一杯生きることにした。
それはそれは
馬鹿にされるし
生き辛いし
遠まわりするし
意味の無い事ばかりで
馬鹿らしいけど
仕方ないんだ

でもいつの日かこの僕が
もう賢く生きて行こうとする
馬鹿な考えを捨てて

馬鹿な自分を忘れ無いように
いつも
懸命に生きて行こうと思ったら
なんだか
胸の辺りがポカポカしてきた
そして
なんだか馬鹿な自分が
可愛いくてどうしようもなく
愛おしく。
見捨ててはいけないと
自分を愛してやまない気持ちになった。

そして何もなかった空っぽの僕の中には
ポカポカの愛が無限に注がれた。

 善念

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